2017年01月30日

デング熱に注意;ツイッター版

デング熱に注意;ツイッター版


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 厚労省よりデング熱の流行に関しての注意勧告が出ましたのでご紹介いたします。
海外に渡航する場合は、下記のPDFをご参照ください。
 つい最近、本院でもインドネシアのジャワ島から帰国した発熱患者が来院しました。二次施設にご紹介しましたが、幸いにデング熱ではありませんでした。今後も海外渡航を計画している方は、下記の情報にご注意ください。


私見)
 ツイッターは楽でいい。 癖になりそう。



FORTH|新着情報|アジア・大洋州におけるデング熱の流行.pdf

海外安全ホームページ_ 広域情報詳細.pdf

蚊の媒介.pdf





posted by 斎賀一 at 20:25| Comment(0) | 感染症・衛生

2017年01月28日

発作性心房細動は予後が良い

発作性心房細動は予後が良い
 
Stroke and Mortality Risk in Patients With Various Patterns of Atrial Fibrillation



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 発作性心房細動も他の型の心房細動と同様に、心源性脳梗塞を起こす危険があると言われています。そのため発作性心房細動でも、脳梗塞の予防のために抗凝固薬を服用する事が勧められています。
 今回の論文では、そうは言って、も発作性心房細動は脳梗塞や心血管疾患を併発する危険率が、他の心房細動の型より低いとの報告です。

心房細動の型(分類)を下記に示します。




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CHADS2-VASスコアーについても下記に示します。

http://www.xarelto.jp/ja/home/medical-care-calculator/chadsvas/




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        上記の点数が多ければ脳梗塞の危険が増加します。



論文の要旨をまとめますと

1) 21,105人の心房細動患者を対象にしています。

2) 平均年齢は71歳、予測危険率を表すCHADS2-VASスコアー(以降はスコアーと記載します。)は
  平均で2以上、 経過観察は2.8年間

3) 発作性心房細動が25%、持続性心房細動が23%、永続性心房細動が51%

4) 発作性心房細動は、脳梗塞や心血管疾患の併発が少ない。

5) 筆者は下記の様に考えているようです。

  *スコアーが1〜2の時
   発作性心房細動では、脳梗塞の危険率は低いので抗凝固薬を使用しない場合もあるが、使用する
   場合は出血の副作用が少ないリクシアナを用いる。
   一方、他の心房細動の型では、抗凝固薬を全ての患者で用いるしその種類は何れでもよい。

  *スコアーが3以上の時
   どの型の心房細動でも抗凝固薬を用いてその種類は問わない。




私見)
 発作性心房細動は予後が良いと言っても脳梗塞の危険率はあり、また他の大模試験では、発作性心房細動は他の心房細動と同等の危険率とする報告もありますので、抗凝固薬のリクシアナを用いるのが安全だと考えています。




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発作性心房細動.pdf







posted by 斎賀一 at 15:07| Comment(0) | 循環器

2017年01月26日

心房細動を伴う心不全にβ―ブロッカーが有効

心房細動を伴う心不全にβ―ブロッカーが有効
 
Decreased Mortality With Beta-Blockers in Patients
With Heart Failure and Coexisting Atrial Fibrillation



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 心不全があると、最大で50%の人が、やがて心房細動を合併してしまいます。
β―ブロッカーは心臓の興奮を抑制します。心不全には少量のβ―ブロッカー薬が有効です。
 (本院では主にアーチスト、メインテート、テノーミン)
しかし心不全の大規模研究では、事前に心房細動の合併を想定してない事が多いようです。今回の論文ではこの点を明白にする事を目的にしています。


結論的には

 1) 対象者は1,376人の平均年齢70歳で、左室駆出率が平均27%の心不全患者

 2) 本研究での心房細動の対象規定は、煩雑なので省略します。

 3) 37カ月の経過観察

 4) 経過観察中に、全体での死亡率は35%、β―ブロッカーを服用している場合は31%、服用して
   いないと42%の死亡率で、明らかにβ―ブロッカーの効果がある。

 5) 入院率に関しては差がなかった。

 6) 本試験の問題点は
   β―ブロッカーの種類を試験の始まりには指定していたが、その後の調査はしていないし、経過中の
   用量変化も把握していない。
   しかも慢性の永続性心房細動は含まれていないし、心拡張機能障害(駆出率は正常だが、心不全の
   所見)との関係も言及していない。




私見)
 心不全の患者さんには少量のβ―ブロッカーが有効です。やがて心房細動を併発してもそのまま継続する事が有効のようです。
また逆に、心房細動の患者さんで脈拍数が多かったり心不全徴候が出現したら、少量のβ―ブロッカーを追加する事も可能なようです。





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Decreased Mortality With Beta-Blockers.pdf








posted by 斎賀一 at 12:54| Comment(0) | 循環器