2016年07月30日

大人も罹る手足口病

大人も罹る手足口病
 
Notes from the Field: Outbreak of Hand, Foot, and Mouth Disease
Caused by Coxsackievirus A6 Among Basic Military Trainees

  
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 アメリカのCDCからの報告です。
2015年7月の、テキサスでの航空旅行客で発生した症例報告です。

 22歳の男性が上肢と下肢に紫斑性水泡疾患を訴えて受診しました。
熱はなく、特に重症感はありませんでした。口腔病変はなく、最初は手足口病は否定的でした。アナフィラキトイド紫斑病、伝染性紅斑、などを疑って検査をしていますが、最終的には手足口病でした。ウイルスはコクザッキーウイルスのA6が同定されています。
9月までに同様な疾患が53例認められましたが、早期の勧告でその後の流行を阻止できています。


私見)
 A6は大人も罹患するとの事です。
 今、手足口病が流行していますが、例年よりも典型的な皮疹が少ないように感じています。
 口腔所見も軽度の様です。(今現在ですが)
 エンテロウイルスはその症状が多彩のようで、診断には慎重を要します。


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Notes from the Field_ Outbreak of Hand, Foot, and Mouth Disease Caused by Co.pdf




 
posted by 斎賀一 at 15:47| Comment(0) | 感染症・衛生

手足口病の重症例

手足口病の重症例


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   Medleyに手足口病の重症例が、シンガポールから報告されていました。

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  予測因子としては

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  私見)
   初期診断に、充分に注意する必要がありそうです。


  utm_sour1.pdf





posted by 斎賀一 at 15:22| Comment(0) | 感染症・衛生

2016年07月28日

結腸憩室症の症状

結腸憩室症の症状

 
Symptomatic Diverticulosis Is Characterized By Loose Stools



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 食事の欧米化のためと言われていますが、最近では大腸ファイバーを行うと憩室がよく見つかります。
憩室があるだけで症状があるかが問題ですが、その事についての論文がでました。
憩室に炎症があれば憩室炎、時に出血性憩室炎まで進展して、穿孔することもあります。
 今回の論文はこれらの合併症はないけれど、症状のある(症候性)憩室について調べています。言ってみれば憩室症とでもいうのでしょうか。

 742人の腹部症状のある人が消化器科を受診して、検査の結果、憩室があったのは130人でした。(17.5%)
症状的には下記様です。

  1) 軟便 ; オッズは 1.38
  2) 切迫排便(裏急後重 ; 1.64
  3) 粘液排出 ; 2.26
  4) 腹痛 ; 2.10
  5) 下痢型の過敏性腸症候群 ; 9.55

 結論的には、合併症のない場合の症候性憩室症は便秘ではなく、下痢が主体でした。
特に60歳以上で下痢の過敏性腸症候群の人は、憩室症を疑うべきとの事です。


Symptomatic Diverticulosis Is Characterized By Loose Stools - Clinical Gastr.pdf






posted by 斎賀一 at 12:34| Comment(0) | 消化器・PPI