2016年04月28日

色覚検査について

色覚検査について

                               千葉県医師会雑誌第68巻(2016) 2月号 土井靖子 


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 新年度を迎えて、ピカピカの1年生が学校に通っているものと思います。
私も自分の新入生の頃を鮮明に覚えています。
あの頃は時間がゆったりと流れていました。
そのためか嬉しい事も悲しい事も、昨日のように思い出されます。

 入学時に色覚検査をする事に疑問を持っていましたが、これは私が看護学校で運営委員を拝命し、入学試験の判定に携わってからも、この検査に対しては何か抵抗感がありました。

今回、千葉県医師会雑誌に、的確な論文が掲載されております。
注釈を加えるのを差し控えますので、是非、全文を通読してください。


   眼科の色覚検査について.pdf



posted by 斎賀一 at 12:53| Comment(0) | 小児科

ピーナッツアレルギーに関するガイドライン

ピーナッツアレルギーに関するガイドライン
 


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 Medical Tribuneより、アメリカで新しいガイドラインが出たとの紹介がありました。
以前の私のブログでもご紹介いたしましたが、乳幼児期での早期のピーナッツ摂取を勧めていますが、その際に湿疹と卵アレルギーを併せ持っている場合は、ピーナツを摂取する前にピーナッツのスクラッチテストをして、ピーナッツアレルギーの疑いがあれば、医師のもとでチャレンジテストを行うのを勧めています。

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私見)
 本院でもピーナッツのチャレンジテストを行っていますが、ピーナッツを粉砕する必要が有り、ご希望の方は事前での予約をお願いいたしております。


  ピーナッツ摂取で小児のアレルギー発症を予防.pdf




posted by 斎賀一 at 12:18| Comment(0) | 喘息・呼吸器・アレルギー

2016年04月27日

頸動脈の画像診断が適切に行われているか?

頸動脈の画像診断が適切に行われているか?

Common Reasons That Asymptomatic Patients Who Are 65 Years and Older Receive Carotid Imaging
JAMA Intern Med. doi:10.1001/jamainternmed.2016.0678 Published online April 18, 2016



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 先のブログでもご紹介いたしましたが、脳卒中の予防診断のために、頸動脈の画像診断は有用です。
 (頸動脈血管造影、MRA、頸部エコー等を含みます。)
しかし、今回のJAMAの報告では、それが適切に行われていないとの警告です。
適切に行われなくてはならない患者の、たった5%しか検査が行われていません。
11.3% が不適切に行われており、83.4% は明白な理由もなく画像診断がされておりました。
 検査を実施するにあたり、その実施理由は、頸部の雑音の聴取が一番多く、30% でした。
検査実施が施設によりバラつきがあるのは、多くの臨床家が頸動脈の画像診断は価値が低いと思っているからだとしています。
 更にその根本原因は、色々な学会からバラバラなガイドラインが出ており、その有用性に対しても異なった見解を示しているからだと指摘しております。
また、頸動脈の再建術をしても4人に1人は5年生存率が低下してしまいます。
更に、頸動脈狭窄患者のうち、積極的な内科治療の方が、侵襲的治療より90%も有用であったとのデーターもあります。
 患者の生命予後を勘案しながら、画像診断を決めていく必要があるとしています。
その際、頸動脈のエコー検査は前段階の検査として有用且つ適切な方法と勧めています。


私見)
 実地医家の私にとって、頸動脈のエコー検査は復権でもあります。


ioi160010.pdf





posted by 斎賀一 at 19:57| Comment(1) | 脳・神経・精神・睡眠障害