2015年10月22日

扁桃腺摘出術の合併症

扁桃腺摘出術の合併症
 

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以前は化膿性扁桃腺炎が摘出術の1番の適応でしたが、前にも私のブログでご紹介しましたように、適応の範囲は狭くなってきています。
しかし、一方で閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は、手術の頻度が多くなっています。
それに対する一種の警告の論文がでました。

 0歳より18歳までの小児、約800人を対象にしています。
手術後の疼痛はさて置いて、その他の合併はトータルで下記の如くです。
 
   呼吸器の合併(呼吸閉塞、低酸素状態、集中治療室への転送等)が9.4%
   24時間以内の出血が2.4%
   24時間以上経っての出血が2.6%
   しかもOSAがあると5倍の合併症となります。


私見)
 OSAに対する扁桃腺摘出術に関して、その価値と合併症について、よく保護者と相談する必要がありそうです。

Adenotonsillectomy Complications_ A Meta-analysis.pdf


posted by 斎賀一 at 13:48| Comment(0) | 喘息・呼吸器・アレルギー