2015年10月02日

喘息とCOPDのオーバーラップ・ACOSについて

喘息とCOPDのオーバーラップ・ACOSについて
   
NEJMより 

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以前より、喘息の発作は完全に治まる(可逆的)がCOPDは症状が持続する(不可逆的)と言われていました。しかし高齢化社会で、喘息患者も年齢とともにCOPDを併発するようになりますし、COPDの患者も必ずしも喫煙に関係ないアレルギー因子に晒されたり、又肺の構造変化(リモデリング)などにより、気道過敏性が増加し、その結果として喘息症状を呈し、吸入ステロイドが有効な患者も増加してきています。

 本レビューは喘息とCOPDのオーバーラップ・ACOSについて記載しています。
COPDでも喀痰、組織、血液に好酸球が多ければ、吸入ステロイドが有効であり、喘息も吸入ステロイドが無効の事があるとの事で、単に吸入ステロイドの効き目で鑑別は出来ないとしています。
ACOSを一つの概念としてとらえる事は有効ですが、明確な治療のガイドラインは、学会からは未だ発表されておらず、単純にどちらでもありの吸入ステロイドの使用は、慎重を期すようにとのアドバイスもありました。

私見)
 ACOSと診断してからも、十分な経過観察が必要のようです。


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      肺機能では鑑別は出来ない様です。

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      鑑別の一つの拠り所にはなりそうです。



posted by 斎賀一 at 13:13| Comment(1) | 喘息・呼吸器・アレルギー