2015年10月31日

子供の習慣性の咳

子供の習慣性の咳


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 児童の長引く咳は、文献によると20~60%が習慣性、つまり癖になっているとの報告もあります。外来でもなんとなく癖になっているのでは、と推察できる場合が多くあります。
 今回の論文ではその診断基準と対策を述べております。一度は医療機関を受診する事をお勧めしますが、咳以外に特に重症な合併症状がなければ、家庭でも出来るのではないかと思います。

診断基準としては

 夜の睡眠時には咳が出ない
 咳の回数が1分間内で段々多くなる

対策としては
 
「君の咳は心配する病気でないよ。咳をすると余計に出てしまうので、ちょっと咳を我慢してみようよ。そうそう、そんな感じで、呼吸を止めて咳も止めてみようよ。うまくいかないかい。じゃあ、ぬるま湯を少しすすってごらん。出来るじゃないか。そんな調子でおうちに帰ってもお母さんとやってみてね。」

'Habit Cough' in Children Responds to Behavioral Therapy.pdf

posted by 斎賀一 at 17:23| Comment(0) | 小児科

2015年10月30日

水いぼ(伝染性軟属腫)について

水いぼ(伝染性軟属腫)について
 

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     小児科;2015年11月号より
    適切にまとめられた論文が載っていましたのでご紹介します。

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    私見)
    従来通り、本院も家康方式で参ります。
    ほっとけばそのうち治る。プールもOK。


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posted by 斎賀一 at 19:05| Comment(0) | 小児科

2015年10月29日

喘息に対する抗ロイコトルエン拮抗薬の効果

喘息に対する抗ロイコトルエン拮抗薬の効果


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 抗ロイコトルエン薬(LTRA)は、効果が吸入ステロイドより劣性とか、副作用に注意とか、やや最近では分が悪いのですが、その効果ありとする論文が2つ出ていましたので紹介します。

 1)喘息の急性増悪を単独でも抑制する。
  その効果は0.6まで減少。更にすでに吸入ステロイドを使用している場合は、0.8まで増悪を減少する
  ただし、どの人にLTRAが有効かは不明。

 2)吸入ステロイドでコントロールされていれば、運動の20時間前にLTRAを1日1回服用することに
    より、運動喘息を抑制できる。(約3人に2人の効果)
    しかし連日服用が必要。

私見)
 本院ではLTRAはオノン、シングレア、キプレスを使用しています。
 今後は運動喘息にも処方してみたいと考えています。
  (以前は運動前に吸入薬を用いていました。)


Leukotriene-Receptor Antagonists Versus Placebo in the Treatment of Asthma i.pdf

Can a single dose response predict the effect of montelukast on exercise-ind.pdf


posted by 斎賀一 at 13:37| Comment(0) | 喘息・呼吸器・アレルギー