2015年07月31日

高齢者に対して高用量のインフルエンザワクチンは有効か

高齢者に対して高用量のインフルエンザワクチンは有効か
      

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以前NEJMで、高容量のインフルエンザワクチンは、高齢者に有効との論文が出ておりました。本院ではハイリスクの高齢者で希望された方には、2回接種を行なっておりました。
高齢者は年齢とともにワクチンの付きが弱くなると想定しての事です。

 今回、65歳以上の色々な方を対象に再検をし、HD(通常の4倍の含有量)とSD(通常量)を比較しています。
HDは25,714名でSDは139,511名の、65歳以上の方が対象です。

 ワクチンを接種して2週間経過後の、インフルエンザによる肺炎と入院を調べています。
両方に差はなく、0.3%でした。
 しかし、85歳以上を調べますと、HDで0.3%に比して、SDでは0.7%と増加していました。
4倍の高用量ワクチンは、85歳以上の方には有効との結論でした。

私見)
 日本では高用量のワクチンは有りませんし、安全性に関して許可がおりてません。
従って、本院では従来どおりに、85歳以上の方でリスクの高い方には、2回接種をお勧めする方針です。

http://cid.oxfordjournals.org/content/61/2/171

NEJMoa1315727.pdf



posted by 斎賀一 at 13:10| Comment(0) | ワクチン

2015年07月30日

脳血栓後の脳内出血の発症について

脳血栓後の脳内出血の発症について
     
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 脳血栓発症後に1年間経過観察して、脳出血の頻度を調べています。
対象は1998年から2009年にかけての196,765人です。

脳血栓発症後を30日と365日に分けて調べています。

1)最初の30日間では脳内出血が増加傾向だが、その後は減少していく。
  1年間で1.97%の発症で、最初の30日間を除くと、0.85%です。コントロール群では0.13%の発症
  で約15倍の危険率となります。

2)危険因子として、最初の30日間では、血栓溶解剤使用前の、脳内出血の既往、心房細動、男性、でし    た。

3)その後の365日間での危険因子は、前の脳内出血の既往、年齢、男性でした。

4)抗血小板薬や抗凝固薬、スタチン(脂質異常症の薬)は関係なかった。

私見)
  脳血栓発症後に、抗血小板薬や抗凝固薬を使用していても、それが脳内出血に悪影響はないかもしれません。また、脳内出血後30日間を慎重に経過観察すれば、脳血栓の危険予防のために、抗血栓薬の使用も可だと思います。

 http://circoutcomes.ahajournals.org/content/8/4/413.abstract

posted by 斎賀一 at 13:44| Comment(0) | 循環器

2015年07月29日

小児の保護者のためのサイト

小児の保護者のためのサイト


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最近、保護者向けの勉強サイトを見つけました。
夏の暑い夜、気楽に見てください。
 昨日も今日も暑気払いです。連日うなぎを食す予定です。

          猫に小判、僕にうなぎ!

http://www.caps-clinic.jp/forparents

posted by 斎賀一 at 13:16| Comment(0) | 小児科