2015年06月30日

高齢者の血圧管理

高齢者の血圧管理
            
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80歳以上の高齢者の血圧管理について論文が出ました。
対象は、80歳以上(平均87歳)で2剤以上の降圧剤を服用し、且つ血圧が130以下にコントロールされている人と、それ以外の80歳以上の人との比較です。
1127名で2年間調査しています。

全ての死亡率は2剤以上の治療で血圧が130以下にコントロールされている方が危険率が1.81と高い。
また、心血管疾患でも危険率は1.73と高い結果となっています。


私見)
 2剤使用しなくてはいけない位の、高血圧の危険因子が存在していた可能性もあります。バイアスが係っているかもしれません。
 しかし80歳以上の人では、多剤併用で130以下に血圧を下げる必要について、検討する事も大事だと思います。

http://archinte.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=2110995


posted by 斎賀一 at 19:02| Comment(0) | 循環器

2015年06月29日

乳幼児における喘鳴の原因

乳幼児における喘鳴の原因


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コペンハーゲンからの報告です。
3歳以下の乳幼児、283人を調べています。

   細菌とウイルスが同定されて症例は、55%
   細菌だけは、                31%
   ウイルスだけは、              10%

 喘鳴の期間と細菌やウイルスの種類との関係はなく、環境や体質素因が関係しているものとしています。しかも、一般的に喘鳴はウイルスが原因とされていますが、本研究では、細菌が81%関与しており、この点も注目しています。

私見)
 ウイルスの同定はかなり難しい点もあり、また細菌がどの程度、喘鳴に関与しているか疑問もありますが、発熱やCRP(血液検査での炎症の程度)を参考にして、抗生剤治療も選択肢になるかと思います。
なにしろ、喘鳴もリモデリング(細気管支の構造変化)に進展するとの報告もありますので。

  http://www.jacionline.org/article/S0091-6749(15)00695-8/abstract?rss=yes
posted by 斎賀一 at 13:59| Comment(0) | 小児科

乳幼児の肺炎の重症度の予測

乳幼児の肺炎の重症度の予測
     

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白血球数とCRP(炎症反応)を比べると、CRPの方が発熱と入院期間に関係があった。

私見)
 従来から予測できておりましたが、本院でも乳幼児は耳より採血して、CRPを測定しています。白血球数より分類(リンパ球が多ければ、細菌感染症よりウイルス性を疑う)が大事だと思っています。
 ただし、成書にある通り、疾患の回復を見るのに、CRPは無効です。
やはり一般状態が大事です。

http://journals.lww.com/pidj/Abstract/2015/07000/Association_
of_White_Blood_Cell_Count_and.23.aspx



posted by 斎賀一 at 13:48| Comment(0) | 小児科