2015年03月31日

停留精巣と移動精巣について 

停留精巣と移動精巣について uptodateより

最近本疾患の疑いの小児が来院されました。
自分なりに再勉強いたしましたのでご報告いたします。

主に停留精巣と移動精巣について
両者の鑑別は用手により精巣を陰嚢に移動してそのまま、1分以上そこに留まっているか、又は睾丸拳上反射が起きても移動しないかによる。
しかし区別は難しい時があり、専門家にコンサルトの要
一般的に停留と移動精巣で専門家に紹介の場合は
1)新生児で両側が触れないか、片方が萎縮している時
2)新生児で片方が触れない時は6か月から12か月までにコンサルト
3)移動か停留か区別が出来ない時は6か月から12か月までにコンサルト
4)精巣が陰嚢にあっても萎縮している時

4か月までに自然に治るが、6か月以降は自然には治らない
2歳まで(理想的には1歳まで)に手術(orchiopexy)すれば、性機能は回復する
2歳以降では線維化が起きてしまい、生殖能力が30%低下
移動精巣は思春期まで1年に1回診察が必要(正常である事が確認出来るまで) 
統計的には移動精巣を経過観察していると、1/3が停留となり、1/3が移動のままで、1/3が正常となる。

ご家族への回答)
 診察した限りでは、睾丸拳上反射後も陰嚢に留まっており
 正常化していると、判断しても経過を見る必要があります暫くは、診察に来院してください。
 停留精巣の可能性が少しでも生ずれば、しかるべき2次医療機関にご紹介いたします。
posted by 斎賀一 at 17:55| Comment(0) | 小児科

キシリトールの“虫歯の原因にならない”以上の効果は不明

キシリトールの“虫歯の原因にならない”以上の効果は不明; MT-PROより

日本では「砂糖と同程度の甘みを有しながら“虫歯の原因にならない”」との理由で,「歯を健康で丈夫に保つ」特定保健用食品の表示が許可されているキシリトール。一部では虫歯予防を目的とした使用を勧める意見も聞かれるが,このたび齲蝕予防の評価項目に関して“甘くない”評価が下された。同成分を有するCochrane Oral Health Groupは3月26日,小児または成人を対象としたランダム化比較試験(RCT)のシステマチックレビューの結果から「キシリトールの齲蝕予防効果を示す明らかなエビデンスはない」と発表した(Cochrane Database Syst Rev 2015, 3: CD010743)。同研究グループは「キシリトールには齲蝕予防効果があるとこれまで考えられ,様々な製品に添加されてきたが,その有効性を示すエビデンスは明らかでなかった」とレビューの背景を説明している
 
 以上MT-PROよりコピペ

グルコサミンとコンドロイチンについて

グルコサミンとコンドロイチンについて
膝関節の軟骨の減少を抑制するかもしれないという論文です。
論文にはそれなりに限界がありそうですが。
私見)
 サプリメントは無効と説明しておりました。
 軟骨には血管がないので薬物が到達しないとの考えからでした。効いていればいいかもね、川上君

http://dx.doi.org/10.1136/annrheumdis-2013-203906