2018年12月15日

身体活動は朝の方が効果的

身体活動は朝の方が効果的



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 学会(ObesityWeek annual meeting)での報告です。


1) 身体活動により体重減少を維持している群(=減少群 一年間で少なくとも体重が13.6kg減少を
   維持、BMIは平均23.7)、平均の体重群(=平均群、BMI平均は22.7)、肥満群(BMI平均は32.9)
   の3群に分けて身体活動のパターンを調べました。

2) 週末にも減少群と平均群は活動していますが、肥満群は運動をしていない様です。

3) 減少群では平日ばかりでなく、週末も身体活動に積極的です。
   更に起床後3時間以内の身体活動も多い傾向です。
   減少群では平日も週末も同様な措置、つまり起床3時間以内か午後の早い時間帯に身体活動をして
   いました。





私見)
 一般の人は朝の身体活動は不可能です。
 朝からでは疲れてしまい、仕事に成りません。
 日曜の朝の運動は、体が動かないし疲れが残ります。
 一度試してみようと思いますが、朝っぱらから運動する人は元気な人です。






運動 朝.pdf







  
posted by 斎賀一 at 17:00| Comment(0) | その他

2018年12月14日

身体活動のガイドライン

身体活動のガイドライン
 
The Physical Activity Guidelines for Americans



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 身体活動は3歳から高齢者まで、全ての人がどんな状態でも常に心がけて取り組むべき行動パターン
です。それをエビデンスに基づいて解説した論文が、雑誌JAMAに掲載されています。


◆基本的には
・若年者でも1日に60分の有酸素運動と、週に3日間の筋力向上活動を目標とする。
・成人では週に150分の有酸素運動と、2日間の筋力向上活動が目標
・高齢者やフレイルの人も、色々な身体活動を組み合わせ継続する事が大事

 私的に纏めますと、老若男女が少しずつ身体活動の量と質を高めていけば、疾患の予防になる。
 しかし最も大事なことは継続である。そのために、身体活動はスポーツを含め趣味として楽しいもので
 なくてはならない。


◆論文を纏めてみますと

1) 身体活動は3タイプある。
   ・有酸素運動 (aerobic activity)
    心臓活動 (cardiac activity) とも言われているが、大きな筋肉を用いて持続的にリズミカルに
    行なう。 脈拍や呼吸数も増加し、心肺機能の亢進につながる。
    3つの要素があり、強度、頻度、持続時間である。
    中等度は速足   高度はランニングやジョギング

   ・筋力向上活動 (muscle strengthening activity)
    「従来の筋トレとは異なり、骨格筋力、筋パワー、筋持久力または筋量を増大させる身体活動で
    あり、運動を含む。」と記されている。重りを持ち上げること、きつい庭仕事などが挙げられて
    いる。ウェイトトレーニングを含むレジスタンストレーニング、レジスタンスバンドを利用したもの、
    自重負荷の体操 (腕立て伏せ、腹筋運動、背筋運動など)、重い荷物を運ぶこと、きつい庭仕事
     (穴掘りや鍬すきなど) が挙げられている。
    但し効果は仕事をしている筋肉に限られます。 (以上、下記のPDFより抜粋)

   ・骨向上活動
    対地面・・・例えば縄跳び

   ・バランス活動

   ・複合身体活動
    ダンス、ヨガ、ガーデニング、スポーツ競技など


2) 身体活動の強さは多くがMETを参照する。 (以前の私のブログを参照)

   一般的には
   ・中等度
    身体活動の際に話すことは出来るが、歌を歌う事は出来ない。

   ・高度 (vigorous)
    活動をしている時に、チョット息を止めないと話が出来ない位の強度


3) 身体活動の進め方
   最初に取り組む際には、ウォーキングが最適である。
   誰にでも出来て、屋内外に関係なくその強度を徐々に高めていける。


4) 効果
   身体活動を行うとその効果は直ぐに表れる。
   血圧、インスリン抵抗性、不眠、疲労感、認知機能、心肺機能など

 
5) 各論
   ・box 4 (幼児から高校生)
    3~5歳では、成長を促すために毎日身体活動を行う事
    6~17歳では、身体活動を楽しく指導しなくてはいけない。
    1日に60分の有酸素運動と、1週間に3日の筋力向上活動を行う事を目標とする。
    骨向上活動も取り入れる。

   ・box 5 (成人)
    1日中座ってばかりではだめで、少しでも身体活動を行う事
    1週間に150分の有酸素運動を行い、目標は300分です。
    筋力向上活動は75分程度が目標

   ・box 6 (高齢者)
    バランスの訓練も大事
    1週間で150分が不可能の場合は、身体能力によって決める。

   ・box 7 (妊婦及び閉経後)
    有酸素運動を150分が原則
    妊娠前から運動量が多い人は、そのまま継続する事が良い。
    当然、主治医と相談が必要

   ・box 8 (慢性疾患患者やフレイル)
    150分を目標として非活動を避ける。例えばパーキンソン、認知症、梗塞後の麻痺等の場合も
    患者に合った身体活動を継続する必要がある。





私見)
 自分の好きな運動を継続する事が大事です。
 この分野では生涯現役!




運動療法 JAMA.pdf

筋力向上活動.pdf




下記に動画のアクセスを掲載します。
  
  https://edhub.ama-assn.org/jn-learning/video-player/16976645












posted by 斎賀一 at 20:12| Comment(0) | その他

2018年12月13日

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)の精神療法

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)の精神療法
 
Acceptance and Commitment Therapy Reduces Psychological
Stress in Patients With Inflammatory Bowel Diseases



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 IBD(炎症性腸疾患)の患者さんには、健康な人に比べてストレスや精神的不安定が多く認められます。
その事が病状の悪化や治療に対する取り組みの弊害をも引き起こしています。
 今回はアイルランドからの報告です。


纏めてみますと

1) IBDが緩解しているか、安定している122人が登録していますが、最終的に79名が対象となり、精神
   療法群とコントロール群とに振り分けられました。

2) 精神療法群は通常の治療に、1週間で90分の精神療法を8週間行っています。

3) ストレスに関する軽減は、精神療法群では8週目で39%、20週で45%でした。
   コントロール群では、それぞれ8%、11%でした。


J Watchのコメントでは「IBD患者が感じているストレス、鬱状態、疲労感に対して精神療法は有効だが、全ての患者がそれに対応できる時間と費用があるとは限らない。」としています。





私見)
 IBDの患者さんは増加の傾向です。精神療法の側面も大事だと諭されました。
 特に疾患に対する注意深い説明を含めて、精神的な経過観察も重要なようです。





ibd.pdf







posted by 斎賀一 at 14:15| Comment(0) | 消化器・PPI